ベトナム実習生職長・安全衛生教育(in城端)

日間にわたる職長教育の講習を進めていますが、毎回強く感じることがあります。それは 「グループ討議の活発さが、日本で行う場合とはまったく違う」 という点です。
日本の現場でグループ討議を行うと、どうしても“決まりきった発想”に収まりがちです。もちろん、それが悪いわけではありません。長年の経験や慣習に基づいた答えは、一定の正しさと安定感があります。
しかし、ベトナムのメンバーが集まると、討議の空気が一変します。意見がどんどん飛び交い、

誰かの発言が次のアイデアを呼び、さらに別の視点が重なっていく。その連鎖反応のような議論の広がりは、日本ではなかなか見られない光景です。そして驚くのは、その中から、私自身も気づかなかった安全対策のアイデアが生まれてくること。「そんな視点があったのか」と思わされる瞬間があり、講師である私にとっても非常に刺激的です。


講習の雰囲気はとても良く、笑顔も多く、前向きな空気が会場に満ちています。
安全教育は“教える側”と“学ぶ側”という関係だけではなく、互いの経験や価値観を持ち寄って、より良い現場をつくるための共同作業なのだと改めて感じました。
こうした学びの場が、現場の安全文化をさらに豊かにしていくと信じています。

この記事を書いた人

(一社)労働安全研修センター